営農情報 - 大仙市農業振興情報センター

2013年10月15日

土壌分析のススメ

 農業振興情報センターでは、畑土壌のpH値EC値の診断を行っています。

 土づくりは農業の基本です。土壌の状態を知って栽培に役立てましょう。

申し込み方法

 土壌分析は、大仙市内の農業者かつ畑土壌に限らせていただきます。
水田土壌など稲作関係の分析はお断りします。診断数が多くなりすぎ、土壌分析の運営に支障をきたすためです。ご了承ください。

  1. 土壌診断は播種・定植前に行います。
  2. 畑から土を採取します。
    表面の土壌は採取せず、20cmくらいの深さの土を採取します。畑の一箇所だけでなく、複数個所から採取して混ぜてください。石や根っこ、モミガラなどが混ざらないように注意。土が湿っている場合は、よく乾かしてください。
  3. 約60gをビニール袋に入れます(茶碗一杯で約150gです)。
    ビニール袋に、氏名・ファックス番号・作物名を記入してください。複数の土壌を提出する場合は、袋ごとに番号などを書いて、識別できるようにしてください。
    (例:ホウレンソウA、ホウレンソウBなど)
  4. 農業振興情報センターに持参してくだい。
    提出場所は、センター1階の事務室前カウンター(正面玄関を入って左)になります。申請用紙に記入してください。
  5. 結果はファックスでお送りします。

 診断は数日かかりますので、余裕を持って採取・提出してください。時期によっては1週間ほどかかることもあります。

pH診断の結果について ~最適pH値は作物それぞれ~

 pH値は、土壌が酸性かアルカリ性かの指標です。pHが小さいほど酸性が強く、大きいほどアルカリ性が強くなります。

 作物には、それぞれ最適なpHの領域があり、生育の良し悪しに影響があります。

作物別の最適pH領域

pH  
6.5 ~ 7.0 A群
中性(pH7.0)に近いpH領域で生育が良い
 
6.0 ~ 6.5 B群
微酸性のpH領域で生育が良い
C群
微酸性~弱酸性の広いpH領域で生育が良い
5.5 ~ 6.0 D群
弱酸性のpH領域で生育が良い
5.0 ~ 5.5 E群
酸性側のpH領域で生育が良い
 

 

A群 B群 C群 D群 E群
  • アルファルファ
  • エンドウ
  • サトウキビ
  • ビート
  • ホウレンソウ
  • アスパラガス
  • 小豆
  • インゲン
  • ウド
  • 枝豆
  • 大麦
  • オクラ
  • カボチャ
  • カリフラワー
  • カンピョウ
  • キュウリ
  • 小麦
  • コンニャク
  • サトイモ
  • シクラメン
  • シュンギク
  • スイカ
  • スイートコーン
  • ゼラニウム
  • セルリー
  • 大豆
  • タバコ
  • トウガラシ
  • トウモロコシ(飼料)
  • トマト
  • ナス
  • ニラ
  • ネギ
  • 白菜
  • パセリ
  • ハトムギ
  • ハナヤサイ
  • バラ
  • ピーマン
  • ブドウ
  • フリージア
  • ブロッコリー
  • ポインセチア
  • ホワイトクローバー
  • ミツバ
  • ミョウガ
  • メロン
  • ユリ
  • ライムギ
  • ラッカセイ
  • レタス
  • イチゴ
  • エンムギ
  • キャベツ
  • コカブ
  • ゴボウ
  • 小松菜
  • サラダナ
  • 大根
  • タマネギ
  • ニンジン
  • ヒエ
  • フキ
  • レッドクローバー
  • レンコン
  • ミカン
  • イタリアンライグラス
  • オーチャードグラス
  • カンショ
  • 生姜
  • ソバ
  • トールフェスタ
  • ニンニク
  • バレイショ
  • ラッキョウ
  • リンゴ
  • アザレア
  • パインアップル
  • ブルーベリー

※ 土壌、作物体分析機器開発事業(農水省)資料から抜粋

 播種・定植前に石灰質資材などを使って、pHを適正値に調整する必要があります。
作物を栽培すると、土壌の酸性が強まります(pHが小さくなります)ので、pHの調整は定期的に行いましょう。

pHを1上げるのに必要な石灰質資材の量の目安(kg/10a)

  石灰質資材の種類
炭カル 苦土カル 消石灰
粘質土・沖積土 180~220 170~210 140~180
砂質土(砂丘未熟土) 100~110 90~140 80~120
腐植質黒ボク土 300~400 280~380 240~320

※ ネット農業あいち(愛知県農林水産部農業経営課ホームページ)をもとに作成

pHを1下げるのに必要な資材の量の目安(kg/10a)

  硫黄華 濃硫酸
粘質土・沖積土 80 240
砂質土(砂丘未熟土) 55 160
腐植質黒ボク土 240 700

※ ネット農業あいち(愛知県農林水産部農業経営課ホームページ)をもとに作成

 資材を投入後、1週間くらい期間をあけてから、播種・施肥などの作業を行いましょう。
一度に1.0以上変えるような急激なpH調整は避けましょう。

EC診断の結果について ~施肥量の目安に~

 ECは、土壌中に残っている窒素(肥料成分)の量を示す値で、肥料の必要量を決めるための目安になります。

 ECが高いほど、土壌中に多くの肥料成分が残っていることになりますが、高ければ良いというものではありません。ECが高いときは、土壌内が養分過多になっている恐れがあります。

 施肥前に0.3以下なら、標準の施肥量で構いません。それ以上のときは、施肥量を減らす必要があります。

ECによる施肥量の目安

野菜

EC ~0.4 ~0.7 ~1.1 ~1.4 1.5以上
施肥量 標準施肥量 2/3 1/2 1/3 無施用

※ これであなたも土博士!~土壌診断マニュアル~(秋田県雄勝地域農業改良普及センター・2001)より

花き

EC ~0.3 ~0.4 ~0.5 ~0.6 0.7以上
施肥量 標準施肥量 1/2 1/3 1/4 無施用

※ これであなたも土博士!~土壌診断マニュアル~(秋田県雄勝地域農業改良普及センター・2001)より

お問い合わせ

農林部 農業振興課 太田農業振興情報センター

〒019-1601大仙市太田町横沢字堀ノ内46 電話 0187-86-9111 ファクス 0187-88-1500

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