大雨被害による農作物の技術対策について
2018年5月21日
【水稲】
1 冠水した場合には、排水路等を通じて速やかな排水に努める。
2 育苗ハウスに浸水した場合は、苗に付着した泥を散水等により落とす。
3 田植え後に除草剤(田植え同時処理を含む)を散布したほ場で植え直しをする場合は、薬害の発生が懸念されるため、落水後に代かきをせずに田植えを行う。
4 除草剤の使用後にほ場が冠水した場合は、効果の低減が懸念されるので、その後の雑草の発生状況を確認し、追加散布を実施する。
5 苗が不足する場合は、地域の農家やJA等との連携を図り、苗の確保に努める。
【小麦】
1 ほ場内の明渠の水の流れを確認し、排水の徹底に努める。また、暗渠が施工されている場合は、暗渠栓を開放して速やかな排水を促す。
2 赤かび病は、降雨後、高温になると発生しやすいので、生育ステージが開花期で防除時期に当たっている場合は、防除を速やかに行う。
【野菜・花き】
1 ほ場内の停滞水は、根傷みや根腐れ・疫病等の原因となるので速やかに排水する。
2 パイプハウス内に水が浸入した場合、速やかに排水を行うとともに、換気を十分に行い、土壌の乾燥を図る。
3 風雨等により損傷した茎葉の整理を行い、病害予防(殺菌剤散布)に努める。
4 生育初期に被害を受けた場合は、予備苗による植え直しや再播種を行う。
お問い合わせ
農業振興課
電話:0187-63-1111