台風21号にご注意ください―農業者の皆さまへ―

2018年9月4日

 

【共通事項】


台風が最接近する前にフェーン現象により高温や強風になる場合があるので、最新の気象情報を確認する。
事故防止の観点から、台風接近後におけるほ場の見回り等については、気象情報を十分に確認し、強風や大雨が治まってから行う。

 

【水稲】


《事前対策》
1 排水路、ほ場内排水溝などの点検と補修整備を行う。
2 フェーン現象等による白穂の発生、籾の登熟停止や枝梗の活力低下を防ぐため、用水が確保できる場合は湛水状態とする。

 

《事後対策》
1 浸冠水した場合は、速やかな排水に努める。
2 倒伏した場合は、稲株を引き起こし、穂を地表面から離して登熟の低下を防ぐ。

 

【大豆】


《事前対策》
1 排水路、ほ場内排水溝などの点検と補修整備を行う。


《事後対策》
1 浸冠水した場合は、湿害による生育停滞を防ぐため、速やかな排水に努める。
2 強風により著しく倒伏したほ場では、早期に引き起こし、粒の肥大促進に努める。

 

【野菜・花き】


《事前対策》
○ 露地栽培
1 収穫適期のキュウリ、ナス、ピーマン等の果莱類や切り花は、取り残しがないよう早めに収穫する。
2 集中豪雨に備えて、周囲の排水溝を点検して滞水防止に努める。
3 草丈が高く支柱を立てている作物は、支柱の強度を高めるとともに、畑の周囲に防風網を展帳し、茎葉の損傷防止に努める。
4 遮光等のため被覆を行っている場合は、結んでいる支柱の強度確認並びに補強を行う。緩んでいると強風により被害が生じやすいため、抑えヒモの固定に留意する。
5 露地の電照設備は撤去する。電照中の場合も電球は撤去する。


○ 施設栽培
1 パイプハウスの破損や倒伏を防止するため、必要に応じて筋交い等による補強、破損箇所の補修、押さえバンドの固定、両妻面の補強などを行う。
2 ガラス温室及びプラスチックやビニール被覆の施設では、周辺構築物等からの飛散物による被害を防ぐため、防風網の設置や施設周辺の清掃を行う。
3 防風ネットを設置している所では、ネットや支柱を点検して暴風に備える。
4 天窓及び側窓の開閉装置は、手動に切り替え風雨に合わせて窓を開閉する。
5 パイプハウスの倒壊が懸念される場合には、事前にビニールを撤去してパイプの破損を回避する。
6 施設周辺の滞水が施設内に流入しないよう、排水明きょの整備や盛り土などを行う。


《事後対策》
○ 露地栽培
1 冠水等があった場合は、速やかにほ場内の停滞水を排水する。
2 風雨等により損傷した茎葉の整理を行い、病害予防(殺菌剤散布)に努める。
3 追肥や葉面散布等の実施により、生育(樹勢)の回復に努める。
4 倒伏したアスパラガス、切り花等は、速やかに立て直す。


○ 施設栽培
1 破損したハウスは、被害の状況に応じてパイプ、ビニール等を修復し、作物の回復に努める。
2 キュウリ等、果菜類は茎や葉折れなどの損傷が大きい部分や傷果を摘除して株の負担を軽くするとともに、茎葉の誘引を行い、殺菌剤を散布して二次的被害を防ぐ。
3 ホウレンソウ、コマツナ等の葉菜類で被害にあった場合は、葉折れなど大きく損傷した部分を取り除き、生育の回復に努める。被害の大きいハウスでは、播き直しを行う。

 

【果樹】


《事前対策》
1 収穫期の樹種・品種は、風が強くなる前に適熟となった果実の収穫を進める。
2 わい性台木や幼木は、支柱による補強や結束仕直しをする。
3 根の浅い樹や樹勢の弱い樹等は、倒伏防止のため支柱で幹や主枝を支える。
4 高接ぎした樹では、接いだ部分に添え木をして補強する。
5 過去に雪害を受けた幹や主枝は、支柱等で補強する。
6 棚園では棚面の上下振動を極力抑えるように補強する。
7 防風ネットの設置園と棚園では、棚やネット・支柱を点検して暴風に備える。
8 格納庫や作業舎は、周辺の整理とともに、出入り口の点検と補強を行う。


《事後対策》
1 樹が倒伏した場合は、できるだけ早く起こして支柱等で固定し、かん水やマルチを行い、根の乾燥防止に努める。
2 水田転換園等低地で冠水した場合は、できるだけ早く園外へ排水する。
3 落果した果実は、できるだけ速やかに収集し、損傷程度により生食用・加工用に区別して処理する。
4 ぶどう雨除け施設でビニール等が破損した場合は、早めにビニール等をかけ直す。
5 ぶどうで新梢が折損した場合は、早急に集めて園外で焼却処分する。
6 枝葉や果実に傷害が多い場合、ひどい傷害果は早めに摘み取り園外で焼却処分する。また、薬剤散布も予定よりやや早めて行う。

 

【畜産】


《事前対策》
1 畜産施設については、損傷、倒壊等を避けるため、必要に応じて補強を行う。また、畜舎等の周辺の環境を整理し、飛散物による二次災害の発生防止に努める。
2 大雨による畜産施設への浸水の恐れがある場合、明きょの施行等により排水に努める。特に、比内地鶏のパイプハウス等については、浸水対策はもとより、ハウス内に水が滞留しないように排水対策に努める。
3 停電や断水時には、電力会社や市町村の対応状況を確認するとともに、必要に応じて自家発電機による搾乳や生乳冷却等について、早急に対応できるよう努める。


《事後対策》
1 損傷した施設については、応急措置を講じ、風雨の侵入を防ぐ。
2 施設内に浸水があった場合は、停滞水やゴミ等を速やかに排除するとともに、水洗・消毒の実施により疾病や衛生害虫の発生予防に努める。
3 冠水等の被害を受けた飼料は家畜への供与を原則中止し、速やかに新たな飼料の確保に努める。なお、当該飼料を使用せざるを得ない場合は栄養価や嗜好性に配慮し、家畜の生産性が低下することのないように注意する。
4 冠水等があった飼料作物のほ場においては、速やかな排水に努める。

 

 

 

 

お問い合わせ

農業振興課
電話:0187-63-1111

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