少雨による農作物被害防止対策―農業者の皆さまへ―

2019年6月10日

県内の5月以降の降水量は、平年に比べて少なくなっています。また、仙台管区気象台が5月30日に発表した1か月予報によると、降水量は、期間の前半は少雨の状態が続く所がある見込みとなっております。
このため、農作物への被害が懸念されるので、今後の気象情報に注意するとともに、下記被害防止対策の徹底をお願い致します。

 

共通事項


これからの時期は、高温下での作業となるため、こまめな水分補給や適宜の休憩などにより、熱中症予防に努めるとともに、農作業事故に十分注意してください。

 

水稲


1 除草剤の効果が不十分で雑草の発生が多いほ場では、斑点米カメムシ類の多発が懸念されるため、中・後期除草剤により適切に処理します。
2 用水不足が懸念される場合は、地域農家や関係機関と協力して節水管理に努め、入水時間を申し合わせるなど、計画的な用水の供給に努めます。
※水稲の栽培管理については、6月14日発行予定の「作況ニュース第3号」を参考にしてください。

 

大豆


1 出芽不良などにより、やむを得ずまき直しをする場合は、遅くとも7月上旬までとし播種量は7.5~10kg程度(播種粒数25,000~33,300粒/10a)に設定し生育量を確保します。
2 中耕は本葉1葉目が展開した頃から行いますが、株間などに残草が多い場合は、茎葉処理除草剤により適切に処理します。
※大豆の栽培管理については、5月30日発行の「作況ニュース第2号」を参考にしてください。

 

野菜・花き共通


1 かん水は地温が低下している早朝・夕方に行います。また、敷きわらやもみ殻などで土壌を被覆し、地温上昇の抑制と土壌水分の蒸発抑制に努めます。
2 高温乾燥時は、ハダニ類、アブラムシ類、うどんこ病などが発生しやすいので、その発生動向に注意し、適切な防除を行います。
3 施設栽培では、妻面・側面を開放するとともに、寒冷紗などを使用し、施設内の温度上昇を抑制します。
4 高温時の薬剤散布は薬害発生のおそれがあるため、朝や夕方の涼しい時間帯に行います。
5 薬剤散布は、高温時に行うと薬害が発生するおそれがあるため、朝方など気温の低い時間帯に行います。

 

野菜


1 は種、定植時から生育初期は、特に土壌水分を必要とするので、こまめにかん水を行います。
2 果菜類では、変形果や奇形果などの摘果を行い、着果負担の軽減を図るとともに、適宜のかん水、追肥により樹勢維持に努めます。また、寒冷紗等による適度な遮光は、果実の日焼けや葉やけ防止にも有効です。
3 老化した葉等は摘葉し、蒸発を抑制するとともに、急激な土壌水分の変化に留意します。
4 カルシウム欠乏、鉄欠乏、ホウ素欠乏などの生理障害対策として、必要に応じて葉面散布を行います。
5 露地栽培のかん水方法として、1.かん水チューブをほ場に設置し、かん水する方法や、2.動噴等を使って葉水代わりに散水をする方法などが有効です。

 

花き


1 盆出荷向けのキクやリンドウなどは発芽分化期を迎え、特に水分を必要とする時期となるので、積極的にかん水を行います。
2 施設栽培については、寒冷紗や遮光資材を用いて、気温や地温、植物体温の上昇を抑えます。

 

果樹


1 幼木や樹勢の弱い樹などは、土壌の乾燥で衰弱することがあるので、かん水や敷きわら・敷き草により、土壌水分の保持に努めます。
2 乾燥が続くと果実の肥大が抑制されることがあるため、かん水施設を有する園地では、適宜かん水に努めます。
3 草生園においては、樹体と草生との水分競合を防止するため、草刈りを行います。
4 高温乾燥時は、ハダニ類などが発生しやすいので、園地をよく観察し、適切な防除を行います。

 

畜産


1 草地については、過放牧、過度の低刈りや短い間隔での刈取りを避け、貯蔵養分の消耗を軽減するなど草勢の維持に努めます。
また、夏枯れなどにより草勢の低下が見られた場合には、必要に応じ追播等的確な維持管理作業を行います。
2 飼料用トウモロコシについては、小規模でかん水が可能な場合は、かん水を行います。

お問い合わせ

農業振興課
電話:0187-63-1111

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