虫歯予防とフッ化物洗口事業 - 健康

2017年4月5日

虫歯予防とフッ化物洗口事業について

 歯の健康を保つことは、単に食物を噛むという点だけではなく、食事や会話を楽しむなど、豊かな人生を送るための基礎となるものです。秋田県は子どものむし歯が多く、県では平成16年度から3年間フッ化物洗口事業を行い、県内では学校や施設で洗口を実施する市町村が増えています。

 全国的にも年々実施者が拡大しており、現在約78万人の子どもたちが集団で実施しています。

 大仙市ではフッ化物洗口事業に取り組み、市内の幼稚園・保育所の年長児、小学生および中学生の希望者に実施しています。

 虫歯の予防には

  1. 甘いものを控える
  2. 歯を磨く
  3. 歯質を強化する

ということがあげられますが、虫歯菌に負けない強い歯を作るには、フッ化物洗口が最も有効とされています。

フッ素とは

 フッ素は特別なものではなく蛍石等として地中に存在し、私たちが毎日摂取する多くの食品に栄養素として含まれています。フッ素を水に溶かしたフッ化物溶液でブクブクうがいを継続することにより、歯の表面に作用して強い歯質を作ることが科学的に実証されており、WHO(世界保健機関)をはじめ、厚生労働省、日本歯科医師会など多くの関係団体がフッ化物洗口を推奨しています。

フッ化物洗口の推奨時期

 フッ素は萌出直後の歯に特によく取り込まれるため、永久歯の生え始める5~6歳頃から洗口を開始し、中学卒業まで継続することがお勧めです。

 習慣としてフッ化物洗口をすることにより、虫歯予防に加え子どもたち自身が自分の健康に対する意識を高め、生涯にわたって健康的な生活を送るための礎になると考えます。

 ただし、フッ化物洗口をしたからといって全くむし歯にならないわけではありません。歯と歯肉の健康を保つためにも、食生活にも気を配り歯磨き習慣をしっかりと守ることが大切です。

フッ素の予防効果

  • フッ素入り歯磨き剤:20~30%
  • フッ素歯面塗布:30~40%
  • フッ素洗口:50~80%
    (開始年齢が低く洗口期間が長いほど予防率が高い)

実施方法

 洗口液を口に含み、30秒~1分間ブクブクうがいをした後に吐き出します。

回数・濃度等

 幼稚園・保育所 週5回法 濃度250ppm 洗口液 7ml中フッ素量1.75mg

 小学校・中学校 週1回法 濃度900ppm 洗口液10ml中フッ素量9mg

 うがいの後に吐き出しますが、万が一誤って飲み込んでも、健康上全く問題はありません。

フッ素の働き

  • 歯の再石灰化を促進する
  • 酸に溶けにくい強い歯質を作る
  • 虫歯菌の働きを抑える

※ 実施に当たっては、国のガイドラインを基に大曲仙北歯科医師会、大曲仙北薬剤師会、県健康推進課、大仙保健所などの助言、指導を仰ぎながら、実施前には保護者からの希望確認を実施し、安全で無理のない形で実施しています。

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