夜花火の部「十号割物の部」

2014年2月1日

夜花火の部「十号割物の部」

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伝統的工芸品「割物花火」

 

 花火といえば、夜空に丸く広がる花火を思い浮かぶのではないだろうか。
この丸い花火は「割物花火」と呼ばれ、日本の花火の特徴であり、伝統技術の集大成でもある。

 

 大曲の割物花火は、「大館の曲げわっぱ」「角館の樺細工」「秋田の銀線細工」とならんで、平成8年に秋田県の伝統的工芸品に指定されている。

 

 花火師の職人技が凝縮された1発1発の花火玉には、花火師それぞれの魂が込められている。

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10号割物の部

 

 日本の花火の基本である割物花火。大曲の花火での割物競技は10号玉2発で行われる。
10号玉とは、尺玉とも呼ばれる直径約30cmの大きさで、地上300mの高さまで打ち上げられ、直径約330mの大輪の花を咲かせる。

 

 競技の1発目は「芯入割物」と呼ばれる、花火が描く同心円(球)を描く花弁の中に、1つ以上の芯を持たせたもの。2発目は「割物自由玉」と呼ばれる、割物の伝統を守りながらも花火師が割物に新たなイメージを吹き込んだ作品。

 色彩や配色の美しさ、形などにこだわった芸術品と腹に響く音、競技玉にはどれ一つとして同じものがなく、そこには花火師の気迫やこだわり、職人と芸術家の魂が感じられる。

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割物には顔がある

 大仙美郷には、5つの花火業者がある。花火という特殊な業者が、この狭い地域にこれほどいるということは、この地域の生活にいかに密接し、盛んであるかがうかがえる。

 魂を込めて製作された花火玉は、一発一発製作者によって筒に装填される。